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TA-Expart(JustEnough&ティエーエンジニアリング)
TA-Expartの特徴
人や場所からのトレースで企業リスクを抑える
TA-Expartは原材料や製品だけではなく、人(担当者)や作業場所といった4つの切り口からのトレースが可能です。
たとえば製品や原材料にトラブルが生じた場合にそのロットを特定することはもちろん、作業を行った担当者に問題があった場合でも担当者が関わったロットすべてを特定可能。また工場内の特定の場所に不備があった場合には、その場所に関わったすべてのロットを特定してくれます。
そのため、万が一のトラブルの際にも迅速に問題を特定し、廃棄や回収が必要な製品を最小限に留めることができます。
写真や動画を用いたマニュアル作成が可能
TA-Expartはスマホやタブレットでも使いやすく、場所や時間を選ばずに活用できます。紙ベースでの記録よりも作業性や正確性に優れているため、管理をする側・作業をする側ともに利便性が高いのがメリット。
また、作業者向けに作成する作業手順には写真や動画を用いることができるため、視覚的に優れたマニュアルを作成できます。わかりやすいマニュアルを用意できることで業務のだれでも化を目指せます。
IoT機器との連係で作業効率&正確性アップ
食品工場において温度や湿度管理は重要なもの。毎日チェックする必要がありますが、紙ベースの記録では記入ミスや記入忘れのリスクを抱えがちです。
しかしTA-Expartでは温度計や湿度計、秤などのIoT機器と連係が可能なため、担当者の入力作業の手間を省けます。製品の重量なども自動で記録してくれるため、入力ミスなどのリスクを抑えられるのも魅力です。
衛生管理計画書が標準搭載の
おすすめHACCPシステムをチェック
TA-Expartの機能一覧
管理者向けの機能
- 管理者ダッシュボード
工場全体の進捗状況を表示してくれます。 - 指図作成
各工程の作業指図を作成すると、各現場の端末に反映されます。 - 操作ログ照会
TA-Expart の操作履歴の確認を行えます。 - 各種マスタメンテナンス
品目・工程・ロケーション・ユーザーの4種のマスタを作成できます。作成はExcelで行い、システム反映が可能。
作業者向けの機能
- 現場ダッシュボード
当日の作業量や進捗状況の確認がひと目で行えます。 - 実績入力
作業手順の確認と作業実績を記録できます。作業実績の記録方法は複数あるほか、秤や温度計などのIoT機器と連係可能。 - 作業記録書
製品や担当者ごとに作業記録を印刷可能。実績入力を行えばそのまま印刷できます。
共通の機能
- 在庫管理
ロットごとに在庫を管理。品質や賞味期限の管理も行えます。 - トレーサビリティ
原材料から製品、製品から原材料の双方向のトレースのほか、作業者や作業場所ごとのトレースが可能です。
TA-Expartの導入事例
公式HPに記載がありませんでした。
JustEnoughの特徴
TA-Expartの開発を行った株式会社JustEnough(ジャストイナフ)。2008年の設立以降「ITと会計の融合」目指し、ERPの導入から運用保守や上流設計におけるコンサルティング情報通信システムの企画や設計・開発などを行ってきました。
TA-Expartでは食の安全を守ることを目的とし、導入コストを抑えながらも視覚性や作業性に優れた製造管理システムの活用をサポートしています。
導入支援や運用にはティエーエンジニアリングもかかわっており、2社の提携によってシステムの運用を行っている形です。
TA-Expart(JustEnough&ティエーエンジニアリング)の概要
制作会社 | 株式会社JustEnough |
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制作会社の事業目的 | ERPの導入から運用保守ならびに上流設計におけるコンサルティング情報通信システムに関する企画から設計、開発、保守及び支援記帳代行業務、労働者派遣事業、求人広告代理店事業 |
制作会社所在地 | (本社)東京都千代田区外神田2-3-1-403 |
制作会社設立年 | 不明 |
はさモンのHACCPシステムまとめ
HACCP星からやってきた当サイトのナビゲーター、はさモン。HACCPシステムの情報をわかりやすく教えてくれます。
機能を比較
HACCP導入に避けて通れない「衛生管理計画書」の作成テンプレートが標準搭載のHACCPシステムを比較しています。
▼左右にスクロールできます▼
システム | 管理(本部)向け機能 | 運用(現場)向け機能 |
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はやラクHACCP (ライオンハイジーン) 機能 全11種類
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カミナシ (KAMINASHI) 機能 全10種類
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UPR HACCP (ユーピーアール株式会社) 機能 全8種類
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※HACCP導入に必須の衛生管理計画書のテンプレートが標準装備かつ必要事項を入力するだけで簡単に作れるHACCPシステムで比較
- 衛生管理計画書…HACCP導入で必須の項目。テンプレートが搭載されているので入力が簡単!
- 手順書(マニュアル)…イラスト付きでわかりやすいマニュアル。店舗チェックの際に提出してくださいと言われることも。
- ダッシュボード…どの店舗がどんな状況かを一画面で管理できる機能。素早い状況把握や分析が可能です。
- メニューグループ分け…原材料・仕込み品・料理とグループ分けして記録が可能。アレルギー情報も登録でき、常に最新のメニューを一元管理できます。
- 承認機能…役職の階層別に管理項目を設定するなど細かな承認フローも作成できるので、本部と現場のスムーズなやりとりが可能です。
- カスタマイズ…自社に合った使い方に調整してくれるので、ユーザービリティーの高いシステムになります。
- 条件分岐ルール作成…複雑なルールを特定の条件を満たしたときだけ回答するように設定できるので現場の人も迷いません。
- 手の撮影…作業前に従業員の手を撮影し、傷の有無や爪の伸びを確認できる機能。現場における一番最初の衛生は「手」であるため、衛生意識の向上に役立ちます。
- 健康状態チェック…質問文に沿って「はい」か「いいえ」を入力。内容に問題があればアラートが出るので、リスクを未然に防げます。
- TODOリスト…今日やるべきことが一覧で時間ごとに表示されます。作業忘れの防止になります。
- PDF(帳票)出力…「計画表」や「記録表」などをPDFで出力できます。提出時に重宝します。
- アラート機能…作業の忘れが起きた際に現場はもちろん、本部へもアラートが飛ぶので、ミスを防ぐことができます。
- 写真撮影…点検時の状態をタブレットのカメラを使い、写真で記録が可能。よりリアルな情報を提供できます。
- 音声メモ…話した内容を音声で入力できるだけでなく、署名欄や画像の指摘も手書きメモを残してわかりやすいレポートを作成できます。
- 多言語化機能…チェックリストやマニュアルの日本語をワンタッチで自動翻訳。 日本語が苦手な就労外国人でも理解することが可能です。
- ヒント機能…作業中に判断に迷った際にマニュアルを探す必要なく、ボタンを押して説明を表示させることができます。
- IoT温度管理…IoTを駆使して自動の温度計測が可能です。
とはいえ、機能数が多ければ良いというわけでなく、自社に合ったシステムを見つけることが大事。本当に必要な機能を見極めてチェックすることがおすすめだモン。