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保育園で考えるべきHACCPとは

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年齢や発達段階が様々な乳幼児をケアしなければならない保育園では、一般の飲食店などとは異なる保育園ならではの食中毒リスクの管理やHACCP対策が必要です。保育園で考えるべきHACCPについてまとめましたので参考にしてください。

保育園におけるHACCPとは

園児の発達段階に合わせた食品の提供と管理

保育園では園児としてケアしなければならない乳幼児の発達段階に合わせて、ミルクや離乳食から固形食まで様々な食事やお菓子を用意する必要があります。当然ながら食品・食材によって管理方法や保存方法が異なる上、乳幼児は免疫機能が十分に発達していない可能性もあり、大人に対する以上に慎重な食品管理体制が欠かせません

また園児によっては食物アレルギーといったリスクにも細かく配慮しなければなりません。

食事を行う空間の衛生管理と食べ方のケア

一人で上手に食事をとれない乳幼児の場合、素手で食材をつかんだり、テーブルや床に落ちた食品を口に運んだりといったことも当然に考えられます。そのため、食べ物そのものが安全で衛生的に提供されていたとしても、食事をする部屋や場所の衛生環境がおろそかであれば食中毒のリスクが一気に上昇してしまいます。

保育園におけるHACCPでは、空間全体の衛生レベルを引き上げるとともに、安全な食べ方をしっかりとサポートすることが大切です。

保育園での食中毒リスク

保育園の給食により発生した食中毒の事例

令和8年1月30日、東京都青梅市内にある保育園において、給食を食べた園児や大人の複数名が発疹や発赤といった症状が現れました。原因となった給食は保育園の給食施設で調理・提供されたものであり、患者は0歳から4歳までのクラスの園児と職員でした。なお、原因は給食の「いわしのつみれ」であり、提供が中止された5歳児クラスには発症者がいませんでした。

その後の検査で原因物質はヒスタミンと判明し、東京都は3日間の給食停止処分を下しています。

サルモネラ属菌で保育園児19人に食中毒が発生した事例

令和7年7月、愛媛県の今治市内にある保育園において、給食を食べた園児19人(0~4歳)がサルモネラ属菌による食中毒の症状を発症したと発表されました。

原因となった食材は同年6月18日・19日に園内で調理・提供された給食やおやつと見込まれており、園児は下痢や発熱といった症状を訴えた後に全員が回復に向かったということです。なお今治保健所は同園に対して7月1日から5日間の調理業務停止処分を命じました。

腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒の事例

令和7年8月29日、神奈川県川崎市の認可保育所から、複数の人間に体調不良の症状が発生していると川崎市保健所へ通報がありました。そして同年9月4日、川崎市保健所は調査の結果をまとめ、発表時点で園児24人と大人8人の計32人に腹痛や下痢、血便などの症状が発生しており、原因菌として腸管出血性大腸菌O157が検出されたことを公表しました。

なお、24人の園児のうち4人が入院するほど症状が強く、保健所によるさらなる調査や注意喚起が行われました。

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記録や管理をできるだけ楽にしたいなら

保育園では0歳児から未就学児まで様々な乳幼児が集団で過ごしており、給食やおやつなどの食事によって食中毒の発生するリスクが高い環境にあります。加えて、食中毒の症状が発生すると免疫力や抵抗力の弱い乳幼児は重症化する恐れもあり、保育園では厳正な安全管理や食品管理を徹底しなければなりません。

一方、保育士の業務は普段から負担が大きいことも問題であり、少しでも業務を効率化しつつ安全性を高める具体策としてHACCPシステムを活用するといった方法が有効です。

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