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奈良のHACCPの取り組み
安心・安全な食を提供するため、HACCPに関する取り組みは国だけではなく自治体でも行われています。本記事では、奈良県におけるHACCPへの取り組みを紹介します。
奈良のHACCP対策をチェック
奈良県HACCP自主衛生管理認証制度(ならハサップ)
奈良県では、HACCP導入の普及促進とより安全な食品の流通を目指すために、平成27年7月1日から「奈良県HACCP自主衛生管理認証制度(通称:ならハサップ)」をスタートさせ、認証手続きやHACCPプラン作成研修などの研修会を開催するといったように、さまざまな取り組みを行ってきました。
ただし、食品衛生法等の一部を改正する法律(平成30年法律第46号)による食品衛生法の改正に伴い、すべての食品事業者に対してHACCPの取り組みが求められることになったため、ならハサップの新規認証・更新認証手続きは令和6年3月31日をもって終了しています。
地域連携HACCP導入実証事業
「地域連携HACCP導入実証事業」として、素麺業者を対象とした「HACCP導入支援」「HACCP普及セミナーの実施」「素麺HACCP導入マニュアル作成」が行われています。
この実証事業で作成された導入マニュアルは、奈良県のサイトでも公表されており、「HACCPとは?」という基本知識から、衛生管理に関する知識、具体的な導入手順まで記載されています。マニュアルに掲載されている具体例は素麺に特化したものですが、その他の食品製造業者でも参考にできる内容となっています。
HACCP講習会
奈良県食品衛生協会では、HACCPに沿った衛生管理等に関する講習会を行っています。こちらの講習会では、食中毒事故事例の説明に加えて、HACCPを運用する際のポイントとなる「振り返り」や、HACCP導入のメリットについて紹介します。さらに、新たな営業許可制度に関して、新設許可業種における施設基準の運用などにも着目して解説を行う内容です。HACCPに沿った衛生管理の取り組みを始めた人、すでに取り組んでいる人などさまざまな人にとって参考になる内容といえます。
上記のように、奈良県では段階的な制度設計により、県内事業者のHACCP導入を後押ししています。
「導入したいけど、何から始めたらいいのか分からない」と感じている方にもわかりやすい支援策が揃っています。
当サイトでは、衛生管理計画書のテンプレートや運用をサポートするHACCPシステムも紹介していますので、ぜひご覧ください。
奈良の団体・自治体ごとのHACCPへの取り組み例
奈良市
奈良市では、旅館・ホテル・飲食店を対象として「地域連携HACCP導入実証事業」を実施しました。こちらの取り組みでは、地域の業界団体と連携してモデル事業者を選定(旅館・ホテル2件、飲食店1件)。HACCPの具体的な導入支援を実施し、モデルケースを作成しています。
またモデル事業によって得られた衛生管理のノウハウについて、衛生管理計画の事例・現場の写真を交えて解説した「飲食店におけるHACCPの考え方に基づく衛生管理ガイドブック」を作成。飲食店向けのHACCPの考え方や具体的なポイントなどを学べるものとなっており、奈良市のホームページから閲覧することができます。
橿原市
橿原市では、市のホームページでさまざまな情報を発信しており、「くらしの情報(食生活編)」として、食料自給率や地産地消、食生活に関する情報のページを設けています。このページの中でHACCPに関する情報を提供しており、どのようなシステムなのかを解説しています。
奈良のHACCPに取り組もう
国だけではなく、各自治体ではさまざまな取り組みを行っています。それぞれの自治体で行っている取り組みに参加することで地域密着をアピールできますが、2021年6月よりHACCPの取り組みは完全義務化となっています。奈良県でもならハサップの新規認証・更新認証手続きは令和6年3月31日をもって終了しているように、自治体ごとの取り組みは今後縮小していく可能性が考えられます。
現在、HACCPに沿った取り組みは当たり前のものとなっていますが、導入する場合には負担をできる限り少なくすることがポイントのひとつでありことから、HACCPシステムの導入・活用がおすすめといえます。システムを導入して記録を電子化することによって、作業者の負担を減らしつつ効率的な運用を実現できます。これからHACCPを導入する、取り組みを強化したいと考えている場合には、システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめのHACCPシステム3選
Googleで「HACCP システム」「HACCPシステム ツール」と検索してそれぞれ10ページ目までを調査(2023年10月10日時点)。 HACCPシステムの公式サイトが表示された20製品(スマホアプリを除く)の中で、HACCP導入に必須となる「衛生管理計画書作成機能」と、記録の抜け漏れや問題があった時に管理者にお知らせが届く「アラート通知機能」がどちらも搭載されているHACCPシステムを3つご紹介します。
(ライオンハイジーン)

- 衛生管理のプロのノウハウが凝縮
- 約60項目が網羅された衛生管理計画書が標準搭載
- 衛生管理のコンサルも可能
- 衛生管理計画書
- 手順書(マニュアル)
- ダッシュボード
- カスタマイズ
- PDF(帳票)出力
- アラート機能
- ほか
企業におすすめ
(KAMINASHI)

- 点検時の状況を撮影し事故防止
- 音声にも対応するメモ機能
- 外国人労働者向けの多言語化対応
- 衛生管理計画書
- ダッシュボード
- 条件分岐ルール作成
- 音声メモ
- 多言語化機能
- アラート機能
- ほか
(UPR)

- IoT温度管理で自動的に記録
- 開店前・営業中・閉店後のチェックリスト作成可
- 異常時はアラート機能で通知
- 衛生管理計画書
- カスタマイズ
- 帳票出力
- IoT温度管理
- 健康管理
- アラート機能
- ほか

