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広島のHACCPの取り組み

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広島県では、食品製造・加工業者から飲食店、家庭までを対象に、独自の認証制度や研修講座、地域に密着した予防策を展開し、HACCPの定着を図っています。本記事では、県や市町の具体的な取り組みをご紹介します。

広島のHACCP対策をチェック

広島県では、国の制度と連携しつつも県内事業者の実情に合わせた柔軟な認証制度を運用するほか、県主催の講習会や家庭向けガイドラインの配布など、多角的にHACCP普及を支援しています。以下では代表的な取り組みを三つの切り口で詳しく見ていきましょう。

広島県食品自主衛生管理認証制度

「広島県食品自主衛生管理認証制度」は、県内の製造・加工業者や飲食店を対象に、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理計画を提出し、審査に合格すると認証を受けられる仕組みです。食品の製造工程ごとの危害要因を明確化し、重要管理点(CCP)における温度管理や洗浄手順などを数値基準で定めることで、事業者は計画策定から運用、記録保存までを効率的に実践できます。

認証を取得すると、県の広報誌やウェブサイトで事例紹介を受けられるほか、消費者や取引先からの信頼向上にもつながります。手続きや申請書式は県公式サイトからダウンロード可能で、詳細は県保健環境管理課のガイドラインをご覧ください。

参照元:広島県 保健環境管理課(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/58/1275536765916.html

HACCP講習会

県では定期的にHACCP衛生管理講習会を開催しており、基礎から実践まで段階的に学べるプログラムを用意しています。講習内容は、フローダイアグラム作成の演習やCCP設定のワークショップ、記録様式の記入実習など実務寄りに構成されており、講師には食品衛生コンサルタントや大学研究者を招請しています。

小規模事業者向けには半日コース、大規模事業者向けには1日集中コースを設け、オンライン受講と会場参加の両方に対応。受講後は修了証が交付され、認証申請時の証明資料として利用できます。

家庭の食中毒予防

広島県は事業者だけでなく家庭における食中毒予防対策も重視しており、小冊子やポスターで「手洗いのタイミング」や「加熱・冷却のポイント」をわかりやすく解説しています。

特に夏場に多いサルモネラ菌やウェルシュ菌対策として、冷蔵庫内温度の管理方法や調理器具のまな板・包丁の使い分けを推奨。県公式サイトではPDF形式のガイドラインを公開し、家庭向け講習会や市町村レベルでの食育イベントでも配布しています。

これにより、事業所のみならず一般消費者にもHACCPの考え方を浸透させ、地域全体の食の安全を支えています。

参照元:広島県 保健環境管理課(家庭向け食中毒予防ガイドライン

広島の団体・自治体ごとのHACCPへの取り組み例

広島県内の各自治体でも、地域特性に合わせた独自のサポートや普及活動を展開しています。ここでは広島市と江田島市の事例をご紹介します。

広島市

広島市では「市内食品衛生協会」と連携し、飲食店向けに無料相談窓口を設置しています。ここでは衛生管理計画書の書き方や施設レイアウトの見直しポイントなど、個別相談により実践的アドバイスを受けられます。

また、年数回の講演会では、市内で実際に認証を受けた事業者を招いて導入効果や苦労話を共有し、市内全体の啓発につなげています。

さらに、オンラインで各種手引書や様式のテンプレートをダウンロードできる専用ページを開設し、事業者の負担軽減を図っています。

江田島市

海産加工業が盛んな江田島市では、地元漁協や商工会議所と協働し、魚介類加工向けのHACCP研修を実施しています。

研修では、鮮魚の下処理工程における温度管理や洗浄手順の演習、缶詰加工における滅菌管理のポイントなど、島ならではの事例を題材に解説。参加者には修了証とともに、地元提供の鮮度検査キットが配布され、実習を通じた理解促進が図られています。

広島のHACCPに取り組もう

2021年6月の完全義務化以降、自治体独自の支援は縮小傾向にありますが、それだけHACCPが食品安全の基本として浸透した証拠とも言えます。地域のプログラムに参加することで「地域密着の衛生管理体制」をアピールできる利点は大きく、今こそ自社に最適なシステム導入を検討しましょう。

クラウド型記録管理や自動温度監視ツールなどを活用し、効率的な運用で持続的な安全性向上を実現してください。

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