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FOOD CAPTAIN (旧:HACCPPy)
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FOOD CAPTAIN (旧:HACCPPy)の特徴
コンサルティングの提供
HACCPの導入は、食品事業者にとって手間も時間もかかるもの。小規模食品事業者では、HACCPコンサルタントに依頼することができないのが現状です。
FOOD CAPTAIN のプランとしてHACCPと一般衛生管理の計画作成支援のコンサルティングがあるため、さまざまな事情でHACCPコンサルタントに依頼できない小規模食品事業者でも、食品衛生法に沿ったHACCPの導入が可能です。
HACCP対応から本部のチェックまで一括対応
FOOD CAPTAIN はHACCP計画の立案、帳票作成・管理をクラウド上で行うことができます。また、店舗管理者や本部管理者のチェック機能や感染症ウィルス対策実施記録の作成機能も付いています。
食品衛生法に沿うHACCPをクラウド上で実施できるシステムとして、適切な対応をスムーズに行えるのはもちろん、本部のチェックまで一括で対応できるのが嬉しいポイントです。
自動記録機能でより便利に
HACCPでは一般衛生管理の見直しも必要になります。FOOD CAPTAIN ではIoT技術で一般衛生管理の測定箇所である冷蔵・冷凍庫の温度、室内の温湿度やCO2濃度をセンサーで計測し、自動的に記録する機能もオプションで付けることが可能。計測を行う項目が減り、より一般衛生管理は容易となります。
FOOD CAPTAIN の機能一覧
店舗向けの機能

引用元HP:FOOD CAPTAIN公式HP(https://foodcaptain.net/)
- 健康・衛生チェック記録
現場スタッフ(厨房/ホール)の健康状態や衛生チェックを簡単に入力でき、メモや伝達事項も記録可能です。チェック項目は自由にカスタマイズできます。 - 新型コロナ対策実施記録
健康チェック機能をアレンジして、新型コロナ対策に必要な記録も取れるため、現場の対応を一括して管理できます。 - HACCP管理項目の確認・承認・集計
現場責任者が実施状況をまとめて確認し、1クリックで承認、集計することが可能です。 - 冷蔵庫・冷凍庫の温度自動記録
IoT技術を活用して冷蔵庫や室内の温湿度を自動で計測し、データの入力を簡略化します。異常時にはアラートを通知します。 - CO2濃度自動記録・表示
新型コロナ対策として、室内のCO2濃度を自動で測定し、スマートフォンやサイネージで公開することができます。
本部向けの機能

引用元HP:FOOD CAPTAIN公式HP(https://foodcaptain.net/)
- HACCP計画作成サポート
公的機関監修のもと、衛生管理項目を事前に設計しているため、各店舗に適した計画を少ない労力で作成可能です。 - 店舗別の入力状況確認・承認
各拠点のHACCP管理項目の入力状況を一か月単位で確認し、簡単に承認できます。
FOOD CAPTAIN (旧:HACCPPy)の導入事例
公式HPに詳細な記述はありませんでしたが、食品物流業界や飲食店などに導入実績があります。
FOOD CAPTAINはどんな人向け?
POINT
FOOD CAPTAIN は、飲食店などの小規模食品事業者向けのシステム。IoT技術により、忙しい飲食店のHACCP実施に伴う記録付けを簡略化してくれるんだモン。オプションで冷蔵庫・冷凍庫の自動記録などの機能も追加することが可能だよ。FOOD CAPTAINの会社情報
制作会社 | 株式会社ハピクロ |
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制作会社の事業目的 | IoTサポート、プログラミング教室、保育園運営 |
制作会社所在地 | 北九州市八幡西区八千代町3-16 |
制作会社設立年 | 2017年 |
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COMPARISON
3社のHACCPシステムの
機能を比較
機能を比較
HACCP導入に避けて通れない「衛生管理計画書」の作成テンプレートが標準搭載のHACCPシステムを比較しています。
▼左右にスクロールできます▼
システム | 管理(本部)向け機能 | 運用(現場)向け機能 |
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はやラクHACCP (ライオンハイジーン) 機能 全11種類
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カミナシ (KAMINASHI) 機能 全10種類
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UPR HACCP (ユーピーアール株式会社) 機能 全8種類
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※HACCP導入に必須の衛生管理計画書のテンプレートが標準装備かつ必要事項を入力するだけで簡単に作れるHACCPシステムで比較
各種機能の説明を見る
管理(本部)向け機能
- 衛生管理計画書…HACCP導入で必須の項目。テンプレートが搭載されているので入力が簡単!
- 手順書(マニュアル)…イラスト付きでわかりやすいマニュアル。店舗チェックの際に提出してくださいと言われることも。
- ダッシュボード…どの店舗がどんな状況かを一画面で管理できる機能。素早い状況把握や分析が可能です。
- メニューグループ分け…原材料・仕込み品・料理とグループ分けして記録が可能。アレルギー情報も登録でき、常に最新のメニューを一元管理できます。
- 承認機能…役職の階層別に管理項目を設定するなど細かな承認フローも作成できるので、本部と現場のスムーズなやりとりが可能です。
- カスタマイズ…自社に合った使い方に調整してくれるので、ユーザービリティーの高いシステムになります。
- 条件分岐ルール作成…複雑なルールを特定の条件を満たしたときだけ回答するように設定できるので現場の人も迷いません。
運用(現場)向け機能
- 手の撮影…作業前に従業員の手を撮影し、傷の有無や爪の伸びを確認できる機能。現場における一番最初の衛生は「手」であるため、衛生意識の向上に役立ちます。
- 健康状態チェック…質問文に沿って「はい」か「いいえ」を入力。内容に問題があればアラートが出るので、リスクを未然に防げます。
- TODOリスト…今日やるべきことが一覧で時間ごとに表示されます。作業忘れの防止になります。
- PDF(帳票)出力…「計画表」や「記録表」などをPDFで出力できます。提出時に重宝します。
- アラート機能…作業の忘れが起きた際に現場はもちろん、本部へもアラートが飛ぶので、ミスを防ぐことができます。
- 写真撮影…点検時の状態をタブレットのカメラを使い、写真で記録が可能。よりリアルな情報を提供できます。
- 音声メモ…話した内容を音声で入力できるだけでなく、署名欄や画像の指摘も手書きメモを残してわかりやすいレポートを作成できます。
- 多言語化機能…チェックリストやマニュアルの日本語をワンタッチで自動翻訳。 日本語が苦手な就労外国人でも理解することが可能です。
- ヒント機能…作業中に判断に迷った際にマニュアルを探す必要なく、ボタンを押して説明を表示させることができます。
- IoT温度管理…IoTを駆使して自動の温度計測が可能です。
POINT
一番機能数が多かったのはライオンハイジーンのはやラクHACCPだったモン。衛生管理支援をしている企業が作ったシステムだからこそ、機能が豊富なのかもしれないね。とはいえ、機能数が多ければ良いというわけでなく、自社に合ったシステムを見つけることが大事。本当に必要な機能を見極めてチェックすることがおすすめだモン。