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飲食店の集客で知っておきたいポイント
飲食店集客のポイントについて確認し、HACCP導入による衛生管理と集客の関係についても確認していきましょう。
飲食店の集客のポイント
飲食店の集客は、売上アップのための手段の1つで、売上は客数と客単価により決まります。集客を考えるとき、新規顧客を増やす方法とリピート顧客を増やす方法について考えていくことが重要です。このことを頭に入れて、集客メディア、イベント開催、キャッシュレス化等を検討していきましょう。
また、一品の単価を上げること、オーダー数を増やすこと等のメニューの差別化を行い、客単価を上げることで売上を増加させることができます。このように、集客は売上を上げる手段と考えることが飲食店では重要になるのです。
飲食店の集客アップに必要な施策とは
飲食店の集客アップの方法は、さまざまです。新規顧客を増やしたい場合、リピート顧客を増やしたい場合に分けて考えるとよいと思います。新規顧客を増やしたい場合、ポータルグルメサイトに掲載するほか、Instagramやブログなど自店のSNSで情報を発信することが挙げられます。
また、口コミを常連客からもらったりすることも重要になります。リピート顧客を増やす方法を、店舗のファンになってもらえるように様々な特典をつける等が考えられます。このように、飲食店の集客アップ方法は多種多彩なために、自店の経営方針に沿う集客方法を選択する必要があります。
メニューでの差別化
メニューの差別化の目的は、外部の店舗との違いを顧客に示すことだけでなく、顧客の客単価を上げることでもあります。顧客の客単価を上げるには、一品の単価を上げるほか、メニューの種類を増やすことも考えられます。
このメニューの差別化も、各々の飲食店の経営方針によって決める必要があります。結局、どのような顧客にどのようなメニューの料理を注文してもらい、いくらくらいの売上になるのかをしっかり考えて、メニューの差別化を行うことが重要になります。
SNSなどでの情報発信
InstagramやブログなどのSNSを活用して情報発信をすることも新規顧客獲得に大切になります。顧客は初めてのお店になかなか入ることに抵抗があるために、お店の内部の情報を発信して、認知から親近感をいだいてもらうことが大切になります。そのために、こうしたSNSの運用は目的をもって行う必要があります。
イベントの実施
飲食店は同じ地域にたくさん存在するだけに、イベントを実施し、顧客の興味を引くことが必要になります。イベント目的で足を運んでくれた新規顧客が、再度お店に来てくれてリピート顧客になってくれることが理想です。
飲食店はただ料理を提供するのではなく、顧客に楽しみを与えられて、顧客が店舗のファンになってくれるのです。
キャッシュレス化の推進
電子マネーの普及により、キャッシュレス決済が当たり前になりました。このキャッシュレス決済には、利用者にポイントが付与されるなどのメリットがあり、このポイントが貯まることを買い物の選択にしている人も存在します。
キャッシュレス決済のシステムを導入し、ポイントを貯めることも目的とする人を顧客として取り込むことが考えられます。
アフターコロナの時代、衛生管理に目を向けることも重要
新型コロナウィルスの影響で飲食店は甚大な損害を被りましたが、そのなかでも新型コロナウィルスの感染予防対策を行い、店舗の運営をしっかり行っている店舗も存在します。そして、飲食店の利用者も衛生管理に関して今まで以上に注意を払うようになりました。
このことが、これから新型コロナウィルスの影響がおさまったあとはどうなるでしょうか?おそらく、顧客は今まで以上に衛生管理、すなわちHACCPに関する目が厳しくなるのではないでしょうか?
HACCPとは
新型コロナウィルスの影響と時期をほぼ同じくして、食品衛生法改正によりHACCPの導入も進んでいます。HACCPとは、食品製造・調理等の工程を安全管理する仕組みです。農業を除く、フードサプライチェーンに導入が必要になり、飲食店もその例外ではありません。
ただし、飲食店等の小規模食品事業者に適応されるHACCPは、運用しやすいように簡略されているために、慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。
HACCPでやること
まず、飲食店のHACCPで行うことは、それほど複雑ではありません。衛生管理計画書を作成し、衛生管理を実施し記録を取ることだけです。衛生管理計画は、調理の工程で特に気を付けるポイントを重要管理項目に入れ、それ以外は今までの一般衛生管理になります。その重要管理と一般衛生管理を衛生管理計画に組み入れれば完成です。あとは、衛生管理を実施し記録を行うだけになります。
HACCPはシステム管理がラク
HACCPでは記録が必要になります。必要な項目を紙で作成し、管理することは大変になります。注目したいのは、クラウド型のHACCPシステム。衛生管理計画書が搭載されていたり、管理を楽にする機能が充実しているのが特徴です。
HACCPの記録付けの手間と時間を省きたいのであれば、このクラウド型のHACCPシステムを使用するとよいでしょう。
ページ監修:力丸修也
行政書士、JHTC認定HACCPリードインストラクターとJFS監査員研修修了。
HACCPコンサルタントとしては、レトルト食品会社、そうざい業、冷凍食品業者等の実績あり。
これから導入したい企業に
おすすめHACCPシステムをチェック
おすすめのHACCPシステム3選
Googleで「HACCP システム」「HACCPシステム ツール」と検索してそれぞれ10ページ目までを調査(2023年10月10日時点)。 HACCPシステムの公式サイトが表示された20製品(スマホアプリを除く)の中で、HACCP導入に必須となる「衛生管理計画書作成機能」と、記録の抜け漏れや問題があった時に管理者にお知らせが届く「アラート通知機能」がどちらも搭載されているHACCPシステムを3つご紹介します。
(ライオンハイジーン)
- 衛生管理のプロのノウハウが凝縮
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(UPR)
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